当直室よりこんばんわ。(・∀・)ノ
何だか、新幹線とか高速道路とか、移動時間があまりに短い乗り物で旅をすると、
今日の朝までは秋田にいたのに、その日の夜には地元で当直なんてことが出来てしまうあまり、
今朝秋田にいたことは現実だったのか確信が持てなくなってくるなんていう妙な現象に捕らわれておりますwwww
それで、本日は安静への道第4弾として、秋田小旅行記の続きを。
とにかく夕方5時には地元に帰って当直へ向かわねばならないというりんさんサイドの制約により、
秋田での最終滞在limitは12時台。
研究会は朝10時からなので、今日は参加しても1時間足らずとなってしまう・・・という言い訳の元、
思い切りよくブッチwww
んで、午前中だけで行ってこれる秋田的なところ、というわけで角館へ。
今回の相方さんは初めて訪れるとのことです。田沢湖には行ったことあるけど、角館はないと。
りんさんの前でうっかり武家屋敷的な古い建物が好きと言ってしまったので半ば強制的に連行したのですがwwww
桜の季節でもないですし、平日の午前中ということもあってとても空いていますた。

美しい特徴的な黒塀が写真でダークアウトしている(笑のでもお分かりの通り、秋田は2日連続ピーカン晴れで、無防備な首筋が焼けた焼けたwwww
むしろこっち来て当直先の方が涼しいくらいです。
青柳家や、黒田家などの当時の建物が残る武家屋敷を見て回りました。

右端が相方さん。
黒田家は今回初めて入りましたが、案内の人が説明してくれて分かりやすかったです。
今でも見学できる部屋の奥の方には、15代目だかの黒田さんがお住まいとのことですが、
相方さん曰く、「見学料でも取って見せないと、これだけのものを維持するのは住む人にとっては大変なんだろうね。」
とたんに、入り口で払った入館料が、「観光客相手のもうけ主義」的なものから「むしろ寄付金?」みたいなものにりんさんの中で変わったよwww
それにしても、武家屋敷は木がとても古いものが多く、武家屋敷が整備された当時から、平和を反映して広く作られているという道を歩くと、それだけでゆったりした時間にいやされますた(´∀`)。
よく考えたら平日の昼間で、にも関わらずなんかこんなことしてるのが申し訳ないような気分にもなりますたがwww
後はおきまりの稲庭うどんを食べまして、(ごまだれで食べさせるお店で、つるつるしこしこでおいしかった!)、駅前で生もろこしを購入してお帰りしました。
んで、今当直です。
珍しく、急性期病棟から、「見に来て欲しい人がいるんですが・・・」と電話が。
電話で指示じゃすまないらしい。
行くと、見たことある患者さんの名前が書かれたカルテが。
りんさんが別の曜日に外来してたときよく見てた、高血圧の元気なおじいさん。
心拡大があったから、心不全かなんかかな?と思いつつ検査データを見ますと、トランス(肝機能ね)3桁、ビリルビン(黄疸を示す数値ね)2桁、CK5桁、クレアチニン(腎臓の値ね)6、CRP(炎症の値ね)30台wwwwww
何があったwwwwwwww
CTを見ますれば、胆管が拡張し、胆嚢にころころと胆石がww
急性閉塞性胆管炎wwww
ぱねぇwwwww
来たときはすでにMOF(多臓器不全)の状態で、看護師さん曰く、あれよあれよという間に挿管になったそうですwwww
DOA(ドーパミン。昇圧剤)maxで血圧70台www
すぐにNAD(ノルアドレナリン。強力な昇圧剤)を足しますたww
もはや血小板もわずかで、胆管ドレナージとかいうレベルですらありません。
搬送しようにも、動かせないwww
FOYとかアルブミンとか、見たくない薬がいっぱいぶらさがってて、NADを足したときなどは他のDOA0.1γとかでたるく使っていた患者さんのシリンジポンプを剥がしてきて追加するような、そんな病棟中大騒ぎに。
・・・人間ってほんと一寸先は闇ね・・・いろんな意味でね・・・
神様はやっぱ見てんのかな・・・
カルテに、ガチで「今晩が峠」って院長の字で書いてありましたwwww
かくして、やっぱり遙かなりける安静への道wwwww
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ノルアドを降圧剤と書いたダメ内科医は私ですwwwww
「昇圧剤」です。ほんとスマソwww