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いかにしてりんさんが輸出されたか(1)

というわけで、今某国に留学してるわけですが、りんさんと言えばご存じのとおり、国外に出したら国際問題になりかねないアレなわけですよ、C○Aとか○BIとか飛んでくるレベルな訳ですよ。これを何とかこっそり国外へ持ち出さなければならない。合法的に。



・・・そんな訳ないです、ふつーに留学しましたごめんなさい



記憶が新しいうちに、どうやって人ひとりアメリカへ輸出するかについての備忘録を作っておこうと思います。Visa申請の方法などはしょっちゅう変わるらしいので、これはあくまで私が留学した2013年6月の話であって、もし万一米国留学方法などの検索でこんな場末のブログまでたどり着いちゃった人がいましたら最新情報は各自当局のHPをぐぐっていただけたらと思います。





とにもかくにもまず留学先を決めねばなりません。アメリカって基本的に向こうに住んでるアメリカ在住権を持ってる人の身元引受があると入国許可されるという感じのようなんですね。ただふらっと移民するということは当然ながらできません。ww


我々いしゃ関係が留学するときは、たいてい研究留学だと思いますが、その場合は受け入れ先の研究機関を探すことになります。やりたいことが決まってたら、論文とかに代表研究者のメアドが書いてあるので、そこに連絡して熱意を語って、インタビューに突撃するということも可能ですが、そこまで何がやりたいか決まってない方、そんなにしゃべれねーよ英語、って方は日本にいる研究者の方や現在いるラボのつてをたどって紹介してもらうのが一般的かと思います。



私はその点、比較的ドクターが豊富に在籍してて、医局運営に余裕があり、かつ私の代含め歴代の教授が研究・留学を推進する感じの大学医局に属してましたし、大学院卒業後は留学する、と早いうちから宣言していたこともあって、師匠があれこれつてをたどって探してくれて、同じ大学の敷地内にある研究所のドクター(娘さんが、うちの師匠の娘さんと同じお習い事してるという驚きのつて)でもって、アメリカの大学にラボを構えるボスに紹介してもらいますた。



普通はここで一度ボスが日本に来た時にお会いしたり、こちらからインタビューに出向いたりして話を進める必要があり、そもそも会ってもらえない、会ってもらえてもインタビューで蹴られる、インタビューでおk出たのに後でグラントが取れなかったからと言って話が覆る(私の一回目オファーした先がこれ)、などの障害が多々待ち受けておるのですが、2回目のオファーにあたるこのラボのボス、こちらからはCVを送っただけで、インタビューなしではいどうぞ!でしたwwもうびっくり。



こちらへ来て初めまして、ですからね。それで行ってしまう私も私ですが、数百万単位の給料をいくらよく知ってる先生の紹介があるからって見たこともないおにゃのこにぽんと払うっていう向こうも相当ですwwwww



こんなケースはレアだと思いますが、それでも、1回目オファーした先からダメだという返事をもらった1月ごろ、大学院をちょうど卒業したタイミングでもあったので、うちの大学から紹介メールをしてもらって、向こうが(多分)いろんな事情から雇うかどうか考えたり(ボスはspace problemと言ってましたがww)する時間があって、では来てくださいとなったのは3月ごろでした。1回目にオファーした先なんかは、最終的にダメと言ってくるまでの間に0.66年以上の間が経ってて、しかも費用は半分向こうもちとはいえ一回アメリカまでインタビューに行く手間もありました。たいてい留学先の打診は1年位前から、というのがうちのラボではよく言われている話です。



来ていいよ、となると、たいていのアメリカの研究機関、特に大学などは、米国と日本の間で取り交わされてる学生や研究者の交換留学プログラムみたいなのにのっとった留学になります。そのための特殊な入国ビザがあって、J-1 Visaというものです。このページ、URLを見るとえ?政府のドメインじゃない?と不安になるのですが、どこかに民間へドメインを移行して運営を任せるようになりました、という政府コメントがありますので政府の正式visaサイトと思われますww


J-1 VisaはVisa typeの中のNon-immigrant Visaの中のExchange Visitor Visaに当たります。


このJ-1 Visaを日本の米国大使館へ行って取得するために必要な書類がDS2019というもので、留学先のボスが先方の事務の人に指示するなりして、向こうから郵送で送られてきます。こちらからは、向こうの事務さんに言われるまま書類に名前や住所などの個人情報を記入したり、パスポートのコピーや医学部卒業証書、博士課程の修了証などを英文で準備したりしてメールで送り返しただけ。そのようなやりとりが始まってから1か月ほどしてDS2019が送られてきました。私の留学先の大学の事務さんはきびきびしていて、比較的DS2019が送られてくるまでが早かったのですが、アメリカ人の仕事は日本ではありえないくらいlazyなのはご存じのとおり、半年くらい送られてこなくて何度も催促する羽目になったとかいう話も聞きます。やろうと思えば1か月以内くらいに来ることもあるものなので、理由なく遅れているようなら遠慮なく催促するのがいいようです。


あと留学先が決まったあたりからパスポートのコピーが乱れ飛ぶことになりますので、DS2019の書類準備に入る前あたりでパスポートの期限に気を付けて、留学中に足りなくなりそうなら早めにパスポートを更新しておくのがいいかと思います。特にDS2019は最初に申請できる最長期限が2年(それ以上滞在するときは延長の手続きが必要)なので、DS2019の終了までに足りないパスポートだとちょっと手続きが大変かもしれません(できなくはないようですが。DS2019に確か残りパスポート期限の必要日数が書いてあったはず)。私はこのVisa手続きが始まるときにすでにパスポートの期限が数か月しかなかったので、残りは切り捨てて新しいパスポートにしました。まぁちょっとパスポート申請時のお金がもったいないと言えばそうなんですが、旅行のついでとかいうのでもない限りアメリカの日本在外公館まで行くのにもお金がかかりますからねww




さて、無事にDS2019が手元に届いたら・・・まずは事前に交渉してあったお給料のcheckでしょうかwww私ははしたなくもこれ税込・保険料込価格ですか?とボスに聞いてしまったwwだって事務さんから聞いてたお給料よりずいぶん額が大きいんですもの。これはfringe feeと言って、私の給料明細には上がってこないんですが、実際には大学が保険料の一部を負担してたり、退職金の準備に充てる費用がかかってる分をDS2019上では計上しているようです。実際に私の手元に届くのは、DS2019上の給与からこのfringe feeを引いて、更に私自身が払う保険料と税金を引いた残りなんで、まぁ日本でお医者をしているのよりよほど減ります。ぬーよーくマンハッタンだとおひとり様が贅沢しないで細々と生きるのにトントンくらいで、家族も一緒にぬーよーくとか、島の中でもドアマンいる安全で高級なアパートに住むのなら、他に奨学金ないとまず無理です。
プログラム期間も確認します。私はこのプログラム期間が開始された後の適当な日に渡航すればいいのだろうと高をくくっていましたが、実はプログラム期間の前に渡航し、プログラム期間開始日に大学の担当事務に出頭しなければならなかったようですwww給与が発生するのだから当たり前と言えば当たりまえか。
ただし、留学先のラボの事務さんに、Visa等の都合でDS2019上のプログラム開始日に渡航できそうにない、とメールしたところ、事務手続きのみでプログラム開始日をずらしてもらうことは簡単でした。




ここまで来たら次は本番のVisa申請です。



あそうだ。もし家族連れで留学する場合は、家族の分のVisaはJ-2という種類になるそうで、これもDS2019に相当する書類を先方のアメリカでの研究機関から送ってもらわなくてはならないので、DS2019の書類準備の際向こうの事務さんに家族連れであることを告げておかないといけないようです。私はお一人様での留学ですので(笑)家族の方の手続きはよく分からないんですが・・・(ぐぐればいくらでも情報が出てくるかと思いますので必要なリア充な皆様はそちらで・・・(爆)



最近のVisa申請手順は

1) DS160なる書類を準備。今はオンラインで登録することになっていて、上のVisa関係のURLから該当ページに飛べるようになっています。親の誕生日とか、親以外の日本での身元引き受け人(私は大学の師匠と日本でのラボボスにしましたが)とか、諸情報が地味に必要で手間がかかりますので、途中で保存機能を使いながらせこせこ打ち込みます。米国でテロをやる予定ですかyes/no?少年兵を徴用したことがありますかyes/no?などの質問があって笑えたり笑えなかったりする。
20130508210737.jpg
笑えるような日本生まれでほんとよかった。あとDS2019のプログラム番号やパスポート番号なども必要になります。
2)Visa申請費用を払う。クレカ使えるけど、銀行振込とかもできるらしい。最初に出てくる受付番号を控えておけ、としつこく言われるが、ほんとに手書きか画面キャプチャで記録しないと、費用支払い後にはこの番号は本気で出てこない。費用支払い印刷用画面も出ない。でもこの費用支払い受付番号を、Visa面接予約画面で入力しないといけないので、記録しないとマジで後悔する。(最悪大使館に電話すれば聞けるようですが、電話代以外にも問合せ料金がかかるという話ですwww。ていうか受付番号が最後に印刷できるようにでもサイトを改変しとけよ、と思うゎwww)
3)顔写真を登録。日本式の一般的な縦長証明写真がどうにも応用できないような中途半端な真四角の大きさを要求される。結局私は写真屋さんにVisa申請サイトで要求されるサイズや頭の位置を細かく伝えてこのとーりで!!と言って撮ってもらいましたwwwDS160が完成したあと写真のうpろだ画面になるので、DS160完成前までに写真は入手した方がいい。
4)なんかよく分からないマイページみたいなのに登録して、大使館に面接予約を取る。私は5月で2週間後ぐらいの予約で取れました。師匠と飲む都合で金曜にwww週末は混みそうですよね。


基本的にウェブページに手順は丁寧に説明されているのでまごつくところはないと思います。日本語化できるし。変なgoogle翻訳そのままみたいなのでないのでご安心ください。日本の米国大使館のサイトも参考になります!


次は予約日に大使館へ行くわけですが、面接時に必要になる書類があるのでそいつを揃えます。

長くなってきたので続きは別のログへ。


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COMMENT

お久しぶりです(^-^)/
元気で過ごしてますか?

なるほど。つてを頼って留学先を決めたんですね。
永井明の「恋愛胃潰瘍の作り方」では実験データをモントリオール大学のハンス・セリエ博士の研究所に送って留学したと書いてありましたね。
りんさんも帰国した暁には本でも書いてみたらどうです。

旅行と違って色々と手続きがあるんですね。

それだけ給料がもらえれば奨学金がなくても暮らしていけます?
まぁ、大学の医局がバックにいれば会ったことなくても払うでしょう。

No title

お久しぶりです♪
左右の尿管に尿路結石がおちこんだりもしたけれど、私はげんきです(笑
生まれて初めて救急車に乗ったのがアメリカっていうwww
排石はされたと思いますしもう痛くないので、あとは水分摂取に努めて再発を予防するのみなのですが。w

自分のデータを売り込んで留学できる人はすごいですが、アメリカでは日本の大学のネームバリューはあまり有効ではないので、どこの医局に属しているというより、日本から紹介してくれる人と先方のボスとの間の人脈の太さが重要かと思います。アメリカの研究者はしょっちゅう所属を移るので、もちろんアイビーリーグぐらいになれば大学名も利用できますが、それより何先生の紹介か、何先生の弟子で付いていたか、などが重視されますです。むろんどこからも文句のつけようのない論文業績があればそれが最優先されます。
日本の学閥から抜け出たい人にもアメリカ留学はおすすめということにもなりますね。
本ね、もし出版する機会があったらwただ医者業界は留学すること自体は珍しくないので、何かもっとパンチの利いたネタがないとダメかもですがw
さすがに短期滞在のVisaとは違って、延長し続ければ最長5年アメリカで就労できるVisaなのでネットでほほいと、というわけにはいきませんね。でもJ-1はたぶんもっとも審査が簡単なVisaではあると思います。
給料は、NYで島の北の方の安い土地にぼろアパートを借りてつましく暮らせば何とか足は出ない、という程度の額です。日本と同様に、マンハッタンのもう少し都心で充実した暮らしをしようとすると、数百万は赤字になりますねw幸いうちのラボは自分の研究のためにグラントを取ってくる必要はありませんが、生活費の足しのために留学援助は取れるなら取っときたいところです。

ついてないですね

行きの飛行機で弁当に当たりそちらで尿路結石とは(-_-;)
でも、痛みがなくなって何よりです(^-^)

まぁ、研究に行ったんだからある程度の倹しさは仕方ないかな。

そうそう、昨日の読売新聞にりんさんの研究室の教授が甲状腺機能低下症の解説で出てたよ。

No title

私がアメリカに来ると必ず何かありますね・・・。ジンクスでしょうか。幸いにして、英語力がなくても医学用語は何となく分かりますので、こっちで病院にかかるのに敷居が低くてその点はいいんですけどね。今はすっかり痛くなくなっています。そのうち泌尿器科にお世話になる予定。日本の医局の先生方からカルシウムとか測っとけ、と・・・(笑
あ、うちの教授ついこの前代替わりしたんですよ。でも先代から変わらず甲状腺は専門ですね。教授選終わるまではちょうど日本にいたので結果は見届けたのですが、その後の新体制立ち上げの大変なところはスルーしてこちらに来てしまいましたwwwわざとじゃないですよ!(爆

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