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「おそ松さん」の六つ子が医療従事者だったらというn番煎じ妄想-小話(10)

日本人にさえ英語で話しかけられる系日本人がぬーよーくから愛を込めてお届けする、「おそ松さん」六つ子が医療従事者妄想を本日もお送りしてまいります。


今日の小話は年中松が語り合ってます。ちょいシリアス、ダークサイド入り気味かもしれません。人の生老病死に関わる重たいことは勘弁、とか、現代医療の限界やら医療制度の影やら、そういうんは知らぬが仏じゃわい、という方は読むのをお避け下さいませ。


・・・と注意喚起する割に、たいしたダークサイドでもないじゃん、と言われる可能性もあるんですがww。ヒトによって受け止め方はそれぞれですからね・・・いっくらアクセスほぼゼロのネットの海の深海の方に位置する沈み切ったブログとは言え、世界全体公開なので注意喚起はやりすぎるくらいでちょうどいいのだろう。ということで、



$$テンプレ注意事項$$

・うp主はおそ松さんアニメはほとんど見てない、支部やニコ動での二次創作で見たキャラづけに最も影響されている
・兄松が外科医、弟松はコメディカル。6人には年齢差があり、実の兄弟ではなく、たまたま職場で一緒になった苗字松野たち
・BL要素はない、おそ松兄さんのセクハラ程度の微エロ表現はでるかもしれない
・六つ子の趣味や学生時代等々で捏造多数
・現実の日本の医療現場に酷似している状況、医療機器および向精神薬の乱用問題が出てくるように思うかもしれないが、現実のものとは違います。あくまで別の世界線での出来事としてお含みおきください。
・医療現場用語が説明なしで飛び交ってます。用語解説集は気が向いたら(気が向くとは言っていない


六つ子基本設定編はこちら→おそ松カラ松チョロ松一松十四松トド松



以前うpした小話→小話(1)小話(2)小話(3)小話(4)小話(5)小話(6)小話(7)小話(8)小話(9)



何でもおkな方は以下どうぞ↓




・がんで死ぬメリット


 外科のベッド不足のため、呼吸器内科の病棟へ越境している担当患者の病室をチョロ松が訪れた。術後再発の肺Caで、再発時はすでにステージ4、今回入院では疼痛管理と呼吸苦軽減のためにモヒを導入したPtだ。
 その患者がチョロ松に珍しくお願いをしてきた。
 「なぁ先生、隣の患者は、俺と同じように肺の病気で息苦しそうにしてんのに、変な呼吸器の機械つけさせられて苦しい苦しいって毎晩泣いてんだよ。俺のもらってるモルヒネってやつは痛みだけじゃなくて息苦しさにも効くんだろ?隣の奴にもモルヒネをやってやっちゃくんねぇか。」
 隣のベッドは内科患者で、重度の特発性間質性肺炎のPtだ。『変な呼吸器』というのはBip○p visi○nの事だろう。血中の酸素濃度が下がっている隣の患者には、仮に本人がマスクで圧迫感があっても、呼吸器をつけていた方が酸素が増えて体は楽なはずの事、更にがん患者以外の慢性疼痛・呼吸苦管理にはモヒは保険適応がない旨を説明するが、チョロ松の患者は引かない。
 「先生、隣の奴の肺の病気は、辛い呼吸器治療に耐えたらいつか治るんかい?」
 正直者のチョロ松は首を横に振らざるを得なかった。ステロイドパルスに延々反応せず、繊維化が進行しきった上、繰り返す感染でまともにガス交換できる肺胞なんて残っていないような症例と聞いている。現代医学で打つ手がない様は肺がん末期と同様だろう。
 「なら何で肺がんの俺は呼吸器つけないでくれってワガママ聞いてもらえて、楽んなるいい薬ももらえるってのに、同じく不治の肺病の隣の奴は薬なしでいつまでも頑張らなくちゃいけねぇんだよ!病気による差別じゃねーのか!?やつは苦しいから自分で機械外しちゃうんだよ、その度に酸素モニターが警報鳴らすんか、看護師が付け直しに来るんだけど、『もういいよ・・・俺はもういいよ・・・』って朦朧としながら訴えてんだ。なぁ先生、俺みたいに隣の奴も楽にしてやってくれや・・・そのための、病院なんじゃねぇんかい・・・」
 チョロ松はうまく答えられなかった。内科の担当医には事情を伝えてみます、と言ったが、チョロ松担当患者の意に100%添う答えではなかったのは、彼の落胆と諦めが混ざったような表情を見れば明らかだった。

 回診を終えて、担当内科医に電話してみたが、『がん以外の適応外でモヒ投与ってなると、院内の倫理委員会を通さないとだろうねぇ・・・』という苦り切った返事が返ってきた。予想の範囲内である。B|papを患者の望み通り外してしまうかどうか、もう一度家族と話してみるとは言っていたが、それだと結局命尽きるまで低酸素の苦しみを患者に味あわせ続ける壮絶な最期になるのは必至だ。見舞いに来るたび、何かできることはないのかと、見かねた患者家族がやっぱりBip○pをつけて下さいとすぐ言いそうだ。B|papなら挿管はしてない。本人のDNRオーダーと非侵襲的延命のギリギリの境界のところにBip○pがある。
 チョロ松が電話を終えて外科病棟で悄然と座っていると、一松師長が声をかけてきた。
 「どったの?チアノーゼみたいな顔色になってるけど。」
 「ああ、一松師長ですか・・・。がん患者以外の慢性呼吸器疾患に対するモヒ投与って事で、ちょっと悩んじゃいまして。」カクカクシカジカ
 「ふうん・・・確かにそういう意味では、チョロ松先生の患者のいうとおり、緩和ケアの分野ではがん患者の方が優遇されてるって言えるかもね。少しずつ日本でもがん以外に適応は広がってきてると思うけど・・・そもそもうちの緩和ケア病棟だって原則担がん患者のみが入院できる決まりだし。」
 「・・・だとすれば、今何か最後が苦しい致死的疾患で死ぬならがんが良いって事かなぁ・・・。確かにうちのばあちゃんは死ぬならがんで、気づいた時にはもう末期ですぐタヒぬって言うのが良いって言ってて、親戚一同からバカじゃないか、ちゃんと検診受けろ、って言われてたけど、実はばあちゃんにも一理あるのかも・・・」
 「面白いおばあちゃんだね。でも僕もその意見に一票かな。・・・結局は人間何がしかの病気や怪我で死ぬんだから、意識清明だったら全く最期が怖くも苦痛もなく、ってのがそもそも無理なのかもしれないけどね・・・。認知症は神が人間に最期にもたらしてくれる祝福だって意見もこうなってくるとあながちバカにできないね。」
 「・・・そうだとしても、せっかく医学があるのだから、最期の苦痛を取り除ける手段があるなら出来るだけ使ってあげたいと思うのが人情だと思いますけどね・・・。日本人は麻薬の使用にはえらく敏感だからなぁ。法的な規制が厳しくって。・・・そもそもモルヒネを、麻薬として乱用しようとする人が居なければ良かったんだよなぁ・・・」
 ピクリ、と一松の肩が揺れた。
 気づかずチョロ松は続ける。
 「日本は戦中戦後で覚せい剤が広まっちゃったから、麻薬と言ったら893がらみの悪いものってイメージが強すぎるんだよね。その前は、清でイギリスが麻薬として蔓延らせた阿片とモルヒネか・・・フェンタネストがデザイナードラッグ扱いとかほんと頭がどうかしてr・・・」
 「・・・もう凖夜に引き継ぎの時間だ。僕行かないと。」
 「ああ、うん、つまんない話で引き止めてごめんなさい、一松・・・師長・・・?」
 何か立ち去るとき様子が変だった・・・?そう思ったが、チョロ松はつい声をかけそびれたのだった。ともかく病棟は忙しくて、特にスタッフの些細な異変は日々の業務に紛れて大概流されていくのである。//



チョロ松のおばあちゃんの発想は、うちの母親がモデルです。www彼女は自他ともに認める、あ、いや、自の方はかたくなに認めていない変わりもんです。wwwww

でもたまに聞くよね。がんでタヒぬ方が、突然何かの病気でこの世とおさらば、ってのと違って、タヒぬのが分かって、なおかつ準備期間が多少なりともあるのが良い、というような事を言う人を。
がんタヒ希望なんてありえない、と思う人もいるかもですが、人間の生老病死に関わる価値観ってのは実はこれでもかというほど多様で、その人のこれまでの人生経験や職業、立場等々からでは全く予測がつかない考え方をしているもんです。だから、最低でも家族なら同じような考え方をしてるんじゃないか、と安易に考えずに、タヒに面したら最期どうして欲しいか、って話を元気なうちにやっといた方がまぢいいと思います(真顔。

あとBiP∀P Visi○nは適応を正しく使えば非常に役に立つNPPVの医療機器です、誤解なきように!




比較的短めの小話だったのでもう一つ行きますか。

こちらは材木松+演劇部設定を活かしたカラ松先生編です。



・王女は王女でも


 第一幕、日中の赤塚病院。
 小児病棟でカラ松が子供たちに囲まれて穴雪の話で盛り上がってるのをトド松が見かける。ほんと子供には人気あるよねー。「俺にとっては女の子はみんな王女様だよ」うわ相変わらずイタい発言が聞こえてくる。でも女の子たちはその言葉にキャッキャ言って大盛り上がり。・・・なんか僕も小さい無邪気だった頃に戻って、素直にカラ松先生カッコイイって言えた時代に戻りたくなるな。いやいや、何言ってんの僕?あんな何も知らなくて、無力で騙されるばかりだった時代に戻りたいはずがない・・・。
 カラ松先生を囲む中に、少し年長の女の子がいる。あ、あの子確か弟が入院してて・・・親が『アレ』な家の子だ・・・。たまに子供とは思えない張り詰めた表情をしているのを見かける。彼女は大人から巧妙に隠しているつもりでも、覚えがあるトド松だから気づける表情。トド松の眉間に縦皺がよる。そういう子はパッと見ればすぐ気づけても、手を差し伸べるのが、差し伸べられた手を取るのがいかに難しいかを知っているから、逆にトド松にはいつも声がかけられない。
 でもそんな家の子も、何も考えていないカラ松のイタい発言には無邪気に笑っている。うん、あのイタさは逆にひねくれた人間にはウザいのに眩しく映るんだ。真夏の太陽みたいに。僕分かるよ・・・。賑やかな輪からは距離を取ったまま、トド松はそっと立ち去る。

 第二幕。赤塚病院の夜。
 当直のカラ松が夜回診に回っている。弟が1型DM合併のオペ予定で入院中、母親は実の父とは離婚して、新しい彼氏にかまけて中々見舞いに来ない、そんな家の子の姉が病室に来ている。昼間カラ松を小児病棟で囲んでいた子のうちの一人だ。
 母と彼氏はちょうどベッドサイドから席を外しているようだ。姉が、今のうちに弟のインスリンを二人の飲み物に入れろとそそのかしている。「ネットで調べたの。インスリンって、T吾には薬だけど、健康な人には毒だって・・・。」母親の彼氏は兄弟のうち特に同性の弟に辛く当たるらしい。母親も悪いのだから両方に入れろという姉。彼氏は憎くても実の母の方に入れるのをためらう弟。
 カラ松は慌てて駆け寄るとお姉さんの方をぎゅっと抱きしめて言う。「それはダメだ・・・王女は王女でも、王女エレクトラにだけはなっちゃダメだ・・・!弟をオレステスにしたいのか・・・!」「先生、腕痛い・・・それに何を言ってるか分かんない・・・」
 「分かんなくて良い。でもT吾君へ出されたその薬は、T吾君の病気が治るようにとM木先生が処方してくれた薬で、決して君の家族を害するために出されたもんじゃない。そんな事したらM木先生が悲しむよ・・・」弟の幸せを必死に守ろうとした小さな姉はカラ松の腕の中で泣き崩れる。つられて泣き出した弟も抱きしめながらカラ松は思う。それにインスリンは実体はタンパク質。皮下注射してこそ効果があり、内服したらただ胃酸で分解されるだけだ。小さな王女様の復讐計画は、無情な現実と無知のためにそもそも成立すらしていないのだ。//



『王女エレクトラ』はオペラなどで有名な、ギリシャ神話の逸話ですな。とーちゃんを殺害したかーちゃんとその彼氏を、姉弟で殺害計画するっていう復讐譚です。フリンって紀元前からあったんだなぁ(こなみ
ちょうど医療従事者六つ子の小話を考えてる時、双頭のバビロンって本を読んでたからエレクトラのモチーフの部分がそのまま影響されました。wwww
文がすべて現在形なのはお芝居のあらすじ風を目指したからです。ただ読みづらくなっただけとも言う。



それではまた!


追記に、王女エレクトラ事変後の長兄松の会話載せときます。




*実際の日本の移植事情などとは異なる可能性のある事をお含みおきの上お読みください。あくまで別の世界線の話d(ry



・カラ松、俺はやりたいぞ


 (患児の姉が王女エレクトラになりそうだった事件の話を聞いて)
 おそ「そのかーちゃんに、1型DMには生体膵移植って手があるんですけど?って言ったらどーいう顔すっかなぁ?」
 カラ「おいおい、膵移植なんてここじゃできないだろう。不二大ですら移植の登録病院にはなってない。和田移植からずっと続くアレルギーでスタンドプレーにはみんな敏感なんだ。都内の登録病院にでも紹介するのか?」
 おそ「そりゃー脳死移植の場合だろ。生体間移植に関しちゃその限りじゃねぇ。ぶっちゃけ院内の倫理委員会通せりゃできちまうぜ。生体肝や生体腎なら個人病院レベルでやってるじゃん、つか腎ならうちもやってるじゃん」
 カラ「それはそうだが・・・」
 おそ「なぁカラ松、俺はたまにこう思うんだ・・・脳死移植だけがごく限られた施設でできて、生体間移植は実質無制限。これって、移植やりてーってその他大勢の外科医が、安易に生体間移植に向かうように仕向ければ、中々出ない脳死献体じゃ足りない臓器数を生体間移植で賄うのに都合いんじゃね?って考えたお上の策略なんじゃないかってなぁ・・・」
 カラ「おいおそ松、それは・・・」
 おそ「なぁ、おめーだからショージキに言っとくけどよ、カラ松、俺ぁそれでもやりてーぜ。」
 何を、とは言わなかった。だが言われなくても分かった。
 膵移植。確かにアメリカで最先端の移植術に触れた彼だ、不二大で帰国後には本来移植外科のホープに立つ予定でもあったのか・・・。でも不二大の移植外科は未だに生体間の肝腎のみだ。大学医局と何があったか未だに彼は多くを語りたがらないが、この問題は思ったより根が深いようだ。
 いつものニヤニヤ笑いを消して底知れない目の光を湛え始めたおそ松に、カラ松はゴクリと喉を鳴らして唾を飲み込むしかできなかった。
 カラ「・・・そこまで言うなら膵移植の術式はやったことがあるんだな?確かドナーから取った膵尾部を骨盤腔内、総腸骨動脈に接続するんだよな?」
 おそ「おいおい、かくいうカラ松先生だって小児外科にゃ関係ない術式知ってんじゃないの。」
 カラ「・・・臓器移植の術式を一度でも調べた事のない外科医がいるか?」
 おそ「・・・ははっ、カラ松にしちゃ言うねぇ!」
 おにーちゃん、ビックリしたよ。//



・・・ちなみに筆者は草食系内科医ですので、移植をやってみたい外科医の心情なんてもんはこれっぽっちも想像できてませんwww

あと臓器移植法でがっちり制限掛けられてる脳死移植よりは規制は低めとは言え、生体間移植でも、学会レベルではどういう経験数を持つ医師がいて、どういう設備が整ってて、でないとやっちゃダメ、っていうガイドラインがあると思うので、おそ松先生がいう程無制限ではないと思いますww

よく二次創作にある、ふいにかいま見えるおそ松先生の闇、ってやつをやってみようと思ったけど筆者の力量不足が露呈しただけだった。wwww


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