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「おそ松さん」の六つ子が医療従事者だったらというn番煎じ妄想-小話(18)

今日は絶賛こってりした鼻水と痰とのどの痛みと咳です。もう発症から1週間ですからね、さすがに抗生剤を入れた方がいいか考えるレベル。
鼻水が諸悪の根源なんじゃね?と思って抗ヒ剤的なものを内服しましたら、水気だけが抜けて鼻水がなお一層こってりして、詰まりやすくなっただけでしたwww同じ抗アレルギー剤でも、鼻づまりに強いと謳っているオ○ンとかの方がいいかもしれませんね。ぬーよーくじゃ手に入んないけど。www



さてさて、そんな体調不良な中でも「おそ松さん」六つ子が医療従事者だったら妄想は止まりません。もっとも、小話自体を書いたのはだいぶ前で、今やってるのはちょこちょこ修正を入れてうpしてるだけだしね。
本日は2本立てで、ファンタジー展開の起承転結の承っぽいとこの短編と、犯罪松と被害者松の対話です。2本目はストーリー展開上ガチ重めで、かつ実際に犯罪被害にあった人等に言わせればぬるいことこの上ないご都合主義的解決方向だな、と失笑される感じかと思いますが、今日こそ『これは実際の日本でもアニメ『おそ松さん』でもなくて全く異なる別な世界線の話』というのをもう一度十分お含みおきの上お読みくださいませ。


いつものテンプレ注意事項とこれまでうpした小話は→目次へ


真実に何でもおkな方は以下どうぞ↓





・おそ松兄さん・・・?

 一松師長とトド松の間に微妙な亀裂が入って、松たちの間がギクシャクして以来、外科病棟全体がつられるようにおかしな雰囲気になった。いつもの調子でカッコつけず真顔続きのカラ松に、不安を敏感に察知した子供達はみんなおとなしくなり、浮かない顔で物思いに囚われてるチョロ松同様ナースたちも困惑が強い。いつも病棟を〆ていた一松が心身ともに本調子で無いから余計だ。ムードメーカー十四松もなりを潜め、トド松はしばらく休暇を取った方がいいのでは無いかというほど憔悴しきった顔で仕事だけはこなしている。6人の松は数十人いる外科病棟スタッフの中ではほんの一部の筈なのに、全体の雰囲気を決めるほど影響力があるのもまた不思議な話であった。
 平行世界とやらについては、以前ちろっと口を滑らせた赤塚病院門前おでん屋、チビ太の店主を締め上げて知っている事を全部吐かせた。彼曰く、この世は無数の平行世界に分岐していて、調停者がかき回して、6人の松の絆で辛くも世界を保つ。すべての世界線でそうなっているらしい。調停者の言っている事は狂言でもなんでもなかったのである。
 チビ太は世界線を超えて記憶を共有するが、6人はその限りではないことも知った。実際にこの世界線では兄弟ではないのに、六つ子だった最初の世界線の記憶が混ざり始めている。この世界線では十四松以上の何かイレギュラーが起こっているのだ。
 「くそったれが!あの悪魔だか調停者だか何だか知らねぇが!平行世界?世界をぶっ壊す?俺はそんなんどーでも良いっつうの!でも俺が手術して、ビョーキ治す、この俺が仕切ってる赤塚の病棟に土足で踏み入られんのだけは我慢なんねぇ!俺の『庭』をメチャメチャにしやがって・・・!」
 おそ松部長が、通る声を張り上げ外科医局のテーブルを拳でダンと叩いたので、周りの研修医が怯えた目で遠巻きにしていた。
 「だからファンタジーは嫌いだっつってんだろ!『これで何度目だ!?』」
 「何度・・・目?おそ松兄さん、何を言ってるの・・・?」
 「俺は一度目だと思うが?」
 「話がややこしくなるからクソ松兄さんは黙ってて!」
 「・・・どうでも良いが、お前ら最近ナチュラルに俺のことをクソ松って呼ぶよな・・・。以前までは一松だけくらいだった気がするのだが・・・」
 「はいはい分かりましたから。それにしても・・・おそ松兄さんは、チビ太さんみたいに平行世界の記憶があるの・・・?・・・それ、どうして今まで黙って・・・」
 「・・・ん?アレ?おにーちゃん今何か変なこと言ったか?」
 「・・・んー、と・・・」
 「前にもこんな会話なかったか・・・?」//







・トド松、一松と腹を割って話をする

 トド松が一松の病室を訪ねてきた。
 「・・・一松兄さん、今週分のチ○ーヂン持ってきたよ。」
 「・・・ありがとう、・・・トド松・・・」
 「・・・兄さん、体調が悪くなかったら、少しお話ししても良い?」
 「・・・いいよ。」
 一松がベッドサイドに置かれた見舞客用のパイプ椅子を示した。トド松も遠慮なく椅子を起こして腰かけた。どうも長丁場になるらしい。
 「・・・何から話したらいいのかな・・・。あのね、僕の家族が麻薬で壊れたってのは、言ってみればすごく簡単なこと。僕のお母さんの浮気相手がそういうの使う人だった。そんな人に惹かれるお母さんが一番悪かったんだけど、お父さんも家庭を顧みる人じゃなかったから、間接的に共犯だね・・・。僕はお母さんが麻薬で変わっていく姿を見てた。ちょうど高校生の年齢だったけど、高校とか行ってられないほど家は荒れた。お父さんはお母さんの麻薬使用が調停でバレないうちにサッサと浮気事由だけで離婚成立させて親権放棄で出てっちゃうし・・・。それなのに、僕が大人になって薬剤師になったのは、生活のためってのももちろんあるけど、どこかで『薬物で人間の状態、時には人生そのものすらもコントロールできる』ってことに興味を持っちゃったからじゃないかと思うんだ・・・。ははっ、とんだドライモンスターでしょ。こんな話、今調子の悪い一松兄さんに聞かせるべきじゃないのかもだけど、逆に一松兄さんぐらいにしか聞かせられないし、それに僕の想いを正確に理解してくれるのも一松兄さんだけなんじゃないかなって思うんだ・・・。・・・こんなこと聞かせて、僕は麻薬を作った人に復讐してるつもりなのかな・・・。」
 「・・・順番に答えるけど、まず『薬物で人間の状態をコントロールできる事への興味』っていうのは僕は間違いなく理解できる。僕は大学院で有機化合物の生体内動態を変化させたりBBBを通しやすくしたりするための官能基を付与する合成反応を研究してた。でも院生時代は食い詰めてて、そんな知識だけある貧乏人に、あいつらはビックリするような額をポンと積むんだ。後から考えれば、億単位の売り上げがあるんだから、院生の奨学金の数百万なんて端金なんだけどね。ともかく、そうして堕ちるのは簡単だった。ドラッグデザイナーってヤツだよね。科学ってさ、科学自体はいいものにもわるいものにも極めてニュートラルなんだ。患者の病巣に届く副作用の少ない薬を作る工夫も、ジャンキーに喜ばれる即効性があってよりブッとぶドラッグを作る工夫も、やってる合成反応や官能基の取捨選択の工夫って意味では全く一緒なんだよ。より売れ筋のドラッグができたら、より売れ筋の医薬品が作れたのと同じように嬉しくて誇らしいんだ。科学者って怖いよね。」
 トド松は重い調子で頷いている。
 「でもそのうち元締めがパクられて、連座で御用。僕は元締めに大学院の学費を借りてたりして殆ど強制されてやってたようなもんだから執行猶予になったけど、・・・でもこれって言い訳だよね。わるいことだって、知らなかったわけじゃないんだからさ。
 二つ目、僕が言うのもなんだけど、化合物で人間の生理学的な状態をコントロールできることに興味を持つのは人の自然な好奇心の作用だと思うよ。生命科学をチョイとかじれば、生物というのはただの特殊な化合物の塊に過ぎず、生命現象は複雑なだけの化学反応の繰り返しに過ぎないってすぐ分かるんだから。トド松がドライモンスターだと言うなら、人間はドライモンスターな部分があるってところをトド松はちゃんと自覚してるっていう、それだけだと思う。
 三つ目、この話が復讐になってるかだけど・・・復讐してくれていいんだ。僕はたぶんずっと苦しかった。責めて欲しかった。逮捕されてから、ポスドクを続けられなくて居住地を変えて、保護司に何か別の職業訓練をするように言われて看護師を選んだ。でも多分贖罪のために選んだ職業だよ、これは。人を害する側にいた人間が、反省、更生のためだからって言い訳だけで人を助ける側に居ていいのかなってずっと思ってる。ほんとは贖罪のためなんて曲がった理由でついちゃいけない神聖な職業なのに。」
 「一松兄さん・・・。でも僕は、それでも一松兄さんを責め切れないんだ!だって僕はもう子供じゃない。ドラッグは買う人間もわるいんだって分かってるし、それに・・・一松師長として、僕はいっぱい可愛がってもらった。一松兄さんは口は悪くて見た目は暗いかもだけど、行動のすべては精一杯心を砕いて病棟を支える目的から来てるって知ってる。それに今思えば、一松兄さんが人生や社会の暗い面を見たことがあるからこそ、重いバックグラウンドを持った患者さんにも寄り添えた部分があるんだろうって分かる。そういう人には、一松師長の過去も救いの助けに確かになってたのかもしれないんだ。僕はそれなりに人生苦労してきたと思ってたけど、まだまだ患者との関係でそれを生かすまでには至ってないもの。そういう僕が見てきた一松兄さんはどれも嘘じゃないって僕は信じてる。ここ数日ずっと考えてたけど、僕には結局一松兄さんとこれまで病棟で過ごしてきたことが嘘だとは棄却できなかった・・・。大体さ、医薬品だってみんな毒じゃん。病気を治すって目的があるから人体に投与するのが許されてるけど、調剤室なんて劇物毒物のドクロマークのオンパレードだよ・・・だったら一松兄さんが薬を毒として使う側から治療として使う側へ転身したって構わないってことじゃない・・・。
 ねぇ、もし一松兄さんが許しを求めてるなら・・・、僕は許したい。僕がそれをやる立場には本当はないとは思うけど・・・このところずっと考えたけど、一番いいと思う結論は結局それなんだ。兄さんが僕に言ってくれた今の話を聞いて余計そう思った。」
 「トド松・・・!ありがとう。・・・ありがとう・・・。僕はきっとずっと許されたかったんだ。クズだから、ダメなヤツだから一生許されるはずはないって思ってたけど、それは誰よりも許しを求めてることのただの反動だ・・・。加害者になると分かる。贖罪をして罪を完結させるのは加害者がするべき事と言われるけど、罪の解決って加害者には原則的にできるはずのないものなんだ。だって許して罪を終わらせることのできる権利は本当は被害者しか持ってないんだよ・・・!」
 一松の人一倍閾値の高い涙腺は決壊寸前だった。元より閾値の低いトド松は言うに及ばずである。
 「許すよ、一松兄さん、僕でよければ許すよ、僕は家族や過去の自分のための復讐より、今の僕が好きでありたい人の方を優先する。だって僕はドライモンスターだから、だから僕が楽になるためだけに僕は許すよ!」
 「・・・うっ、ぐすっ」
 「一松兄さん、ねぇギュってしていい?それで、思いっきり泣いていい?」
 「・・・いいよ。病棟中に聞こえるように泣いてやろうよ。『涙で悲しみを洗い流す』なんていうとクソ松の台詞みたいで癪にさわるけど、今日はそうしよう。」
 その後41○号室からしばらく成人男性二人分の号哭が聞こえていたが、幸いにして病院というのはそういう人間の深いところの感情の発露を経験する事にある意味慣れてて、見守りはすれど、仮に泣き声でもそれが回復過程に必要なものと見做されるなら親切にスルーしてくれる環境にあった。
 なにせそれで命が助かるなら『毒物』や『傷害』を『治療』と称するのが医療の本質なのだから。でなければ、『医療行為』にわざわざ『免許』が必要になるはずがないのだ。//




・・・いやー、小話2本目ですがもう一度うpのために読み終えてみて、更に注意喚起した方がいいかなと思いました。

・すべての科学者は科学の用い方の善悪を弁えていないようなマッドサイエンティストではありますん
・すべての薬剤師は薬物で人間をコントロールしてやろうへっへっへと考えているようなマッドファーマシストではありますん

まぁみなさんお分かりかと思いますけどねwww



さて、そろそろ本日の妄想も終えようと思います。今日は追記もあります。1回の記事がほんと長いブログですみません。
この妄想小話シリーズもあと1回ほどのうpで終わると思います。お付き合い頂いてる方もしいらっしゃるとすればこれまでありがとうございました。




・チョロ松、考察する

 (一松とトド松がお互いの考えをぶつけ合って和解した話を聞いて)
 「・・・僕思うんだ。六つ子だったとき、僕らは何でも共有していて、ケンカしても次の日は何もなかったように笑い合えた。でもそれって本当に理解し合ってたって言えるのかな?こうして別々の人生を歩んできた末に邂逅したからこそ、分かり合うには腹を割って声に出して思っている事を話し合う必要があって、逆に六つ子のまま、子供の頃を引きずったまま成長していたのだったらそんな深い分かり合い方は無理だったかもしれない。でも僕らは会った時から大人で、様々な社会人経験もしてそれが出来るようになった。平行世界で経験を積んでなかった『以前の世界線と違って』。それが却って僕らをより互いを理解しあえる深い絆に結びつけた。こうして平行世界で色んな僕らを経てきたのは、そのために必要な過程だったんじゃないかって、僕はそう思うんだ・・・輪廻転生は魂の修行のためにある、っていう説に似ているけどね。」
 「・・・チョロ松はいつもながらよく考えてるな。考える前に即行動だった小さい頃とは大違いだ。」頭ナデー
 「カラ松兄さん、褒めてくれるのか貶してくれるのかせめてどっちかにしない?」

 ・・・だがチョロ松の考えは事実とはちょっとだけ的がズレている。
 

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